謙信公と謙龍
蓮寿乃十九歳後半
突然「影虎じゃ、わかるか」との啓示がありました。
なぜか懐かしさで号泣いたしました。
しかし、影虎といわれても誰のことかわからなかったのです。
数か月後 影虎が上杉謙信公であることが明らかになりました。
まもなく、再び謙信公からの啓示が・・・。
「民が苦しんでおる、我膝元に来い」
蓮寿乃は「必ずまいりましょう」と答えたものの
お膝元上越市に移り住んだのはそれから数十年後でありました。
上越行きを決定づけた謙信公のお言葉は
「魂はつながっておるぞ、見守っているぞ」
でありました。
平成二十五年十二月三日、
約束を果たすため単身上越市に移り住みました。
店の名前は、謙信公の名とその守り神の名をいただき
「謙龍」としました。